今回の仮設は嬉しい話から始まった。

以前、鉄兵さんが話しをした20歳の女性、鉄兵さんが就職活動とかしないのかの質問に、
「面接は何回も行っているけど、仮設暮らしで何時出て行くか解らないからと、どこも不採用。郡山に行くといわきナンバーとゆうだけでドアミラーを折られたり、ナンバーをスプレーで消されたりするから行きたくない」と言っていた。

その子が鉄兵さんに「就職が決まった」と話しかけてきたそうだ。 拍手。


今回、泉玉露の仮設に着いて驚いたのは、全く雪が無い!東京はまだ残雪や氷がそっちこっちに。
東京が大混乱になった雪の日、泉玉露では雪が降っていないのだ!
仮設に向かう常磐道も埼玉・茨城は高速の路肩に残雪、北上すること150Km、雪が無い!北上して雪が無くなる・・・不思議な感覚だ!やはり浜通りは暖かいのだ。

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治療の前に、あずかってきた韓国海苔を渡す。

この韓国海苔、同級生がやっている新香園さんからです。昨年末、中学校の同窓会で仮設の話をしたら、「うちの海苔持ってってよ」と快く寄付してくれた。

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今回も、またまた御馳走になってしまった。野沢菜、白菜の漬物、菊芋のかりんとう、どれも美味しかった。漬物の白菜は地元の農家さんが仮設に直接販売に来たそうです。

上の画像の天井をみてほしい、天井板の繋ぎ目にテープが貼ってあるのが分かると思う、すきま風がひどいので貼ってあるのだ。集会場だけでなく仮設もみんな貼っている。 

今回は、11名の方が来てくれた、初めての方が5名でした。 初めての方が来てくれた次の開催は忙しい。
早い時間は暇でおかあさん達と井戸端会議。
スマホの話になり、震災後9日間は通じなかった事、4月5月は月の通話料が6万円も使ったそうです。
役場に電話をしても「勝手に避難したんだから自分達でやってくれ」みたいな酷い話があったそうです。
いつも来てくれる方々が来ません「今日はみんなどうしたんだろう」とおかあさん、ぞうさんグループのS藤さんは集会場の向かいの仮設、さっき洗濯物干しているの見たけどなと私、「お孫さんが来ているのよ」、違う方が「S藤さんは三世帯で住む物件を毎週探しているみたい」と言っていました。
仮設にも色々と動きが出てきた感じ。

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この仮設に入居してまもなく始まった「ほっこりカフェ」、
小名浜 聖テモテ・ボランティアセンターが全面支援で続けてきた、昨年、運営は住民のボランティアに移った。
住民独自で運営・資金も独自で開催出来るように募金を募っているようだ。

この仮設では持ち込み居酒屋なるものも開催されている。(これに一度行ってみたい)

S瓶かあさんが終わり間際に集会場に焼きおにぎりを持ってきてくれた。
「帰りの車の中でたべな」
焼きおにぎり、とっても美味しかった!